国際重粒子線がん治療研修コース(ITCCIR)は、海外の医療従事者等に重粒子線がん治療の実施や施設の運営に必要な知識、技術を広めることを目的とし、2012年より行われている研修コースです。
2024年度は11月11~15日に、公益財団法人医用原子力技術研究振興財団と共催して実施し、アメリカ、イギリス、イタリア、オーストラリア、韓国、スウェーデン、台湾、中国の医療機関に所属する医師や医学物理士や技術者など計40人が参加しました。前半の3日間はQST千葉地区の医学物理や粒子線の生物物理、核医学分野の研究者、およびQST病院の医師が講師となり、各分野の基礎知識から最新の知見を提供しました。後半の2日間は群馬大学にて附属病院の医師が主な講師となり、疾患毎の症例研究に関する講義などが行われました。
本コースでは講義に対する受講者のアンケート評価を集計し、評価の高かった演者を表彰いたします。今年度の結果は以下のとおりです。
最優秀賞 瀧山 博年(QST病院)
優秀賞 稲庭 拓、水島 康太(量子医科学研究所)
奨励賞 篠藤 誠、小林 かな(QST病院)
コースディレクター賞 今井 礼子(QST病院)