患者さん向け

対象疾患

高リスク前立腺癌

※2018年6月に保険診療下での臨床試験に移行しました。症例登録は終了しました。


適応・非適応条件

この臨床試験はどんな病気や病状に適応しますか?

『局所に留まっている高リスクの前立腺癌』が対象で主に以下の条件を満たす必要があります。

生検によって病理学的に前立腺癌と診断されている。

被膜外浸潤がある(T3a)か、治療前PSA値が20ng/mlを超えているか、病理診断でGleason scoreが8点以上であるかのいずれかに該当する。

リンパ節や他の臓器に転移がない。

歩行可能で身の回りのことは自分でできるなど全身状態に大きな障害がないなどの条件に一致していて、重粒子線治療を開始するまでに3~12ヶ月のホルモン療法が行われている。
(ホルモン療法が1年以上行われている方やホルモン療法後の再発と診断されている方は対象となりません。)

どんな病気や症状は参加できませんか?

前立腺癌に対してすでにホルモン療法以外の治療をお受けになられた方。

前立腺の部分に放射線治療を受けたことのある方。

前立腺以外の癌にかかっている。もしくは過去にかかったことがあり、治療を受けてから2年以内である方。(ただし局所治療により治癒と判断される上皮内癌または粘膜内癌相当の癌は参加できない条件に含みません。)

前立腺及びその近くに治りにくい感染または炎症がある方。

医学的、心理学的に他の要因で不適格と判断される方。

※詳細な条件は実施施設担当医師までお問合せください。